第三回ポケモン竜王戦 禁止伝説枠考察
USUMの発売日が迫ってきている中、ポケモン竜王戦予選の開催日も近づいてきました!
第三回ポケモン竜王戦には、前二回の竜王戦とは大きく異なるポイントがあります。
・ルールがダブル→禁伝ありシングル
・小学生まで限定の大会→全年齢対象の大会
シングル勢の中には、数少ないシングルの公式大会が来たと喜んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回の大会は、禁止伝説級のポケモンが1匹まで参加可能な、見せ合い6350形式でのシングルバトルとなりました。(シーズン2のスペシャルルールからアルセウスが出禁になったものと同一)
十分に開拓されているとはいえない禁伝シングル環境ですが、どのポケモンが環境を取り巻いていくのでしょうか?
禁止伝説ポケモンキャラランク
SSS+
SS
S
AAA
AA (通常)
A
わからない (日食) (月食)
各ポケモン考察
<ランクSSS+>
105-180-100-180-100-115 計780
ポケモン界の異端児
数値を見るだけで如何にぶっ壊れているか分かるだろう。
さらに、竜の舞・剣の舞という優秀な積み技・一致120技「ガリョウテンセイ」と「逆鱗」(どちら連発が可能)・優先度+2の神速を覚え、一度積んでしまえば止められるポケモンは殆どいない。C180を活かした特殊技も強い。特性のデルタストリームで氷岩電気のダメージを半減し、弱点は氷妖竜の3つのみとなる。
この上、メガ進化ポケモンなのに自由に道具が持てるのがおかしい。(Z技は仕様上メガ進化と同時に使えない)
竜飛半減の鋼も、地震やVジェレネート・大文字で致命傷を食らうだろう。フェアリーZミミッキュに無理矢理止めてもらうしか・・・
<ランクSS+>
100-100-90-150-140-90 計670
スカーフ+特性「雨降らし」+一致150技「潮吹き」のコンボが無難に強すぎる。H振りシールドギルガルドが確一、そんな火力。
技は潮吹き・根源の波動・雷・冷凍ビームの4つでほぼ確定だろう。
対策しないと壊滅は必至だが、ミミッキュで止める・スカーフカイオーガより速いポケモン(最速スカーフカプ・テテフなど)を入れる・ステロや先制技でHPを削るなどの対策方法があるのが救い。逆にカイオーガ側は、ミミッキュを処理できるポケモンや、先制技を封じるカプ・テテフと一緒に組むと良いだろう。
眼鏡カイオーガの潮吹きはHD特化ポリ2を一撃で持って行くような火力なので、上手く使えれば面白そう。
特性の雨降らしはゲンシカイキのものとは違って5ターン続くので、雨パとして取り入れるのもありかもしれない。
100-180-160-150-90-90 計770
圧倒的なAの高さから放たれる断崖の剣・炎のパンチは強烈。Cが150あるので特殊技も強く、特に晴れ下噴火はカイオーガの潮吹きと同等の火力を持つ。トリル下で使うと無双できそう(小並)
サブウェポンとしてストーンエッジやドラゴンクロー・ソーラービームなどがある。特にメガレックウザに打点を持てるドラゴンクローは採用価値が高い。
特性「終わりの大地」により4倍弱点である水が無効化され、弱点は地のみとなり、耐性も非常に優秀。その地面技でさえもH100-B160の耐久力をもってして平然と耐えてしまう。グラスフィールドを用いると、相手の地震のダメージが半減され(断崖の剣のダメージは半減されない)、HB方面で要塞となって面白そう。
HDがやや脆いので、特殊技で攻めるのが無難。地面Zを搭載してワンパンするのもいい。
<ランクSS>
100-150-90-180-160-90 計770
雨+一致潮吹きの強さはやはり健在。特化時のC実数値は素カイオーガの約1.15倍。拘っているカイオーガと違い、技を打ち分けられることができ、まさらにゲンシグラードンの天候を変えられるのもポイント。上手く立ち回れば素カイオーガを大きく超える働きが期待できる。
ただ、Sが高いポケモンが多いこの大会でS90はやや素早さ不足か。HBも禁伝の中では低く、物理で攻められると意外とすぐにやられてしまいかねない。幾分かスカーフカイオーガの方が使い勝手が良いだろう。
126-131-95-131-98-99 計680
パワフルハーブと合わせて1ターンでCDSを二段階上げるぶっ壊れ技「ジオコントロール」を持つ。
Cは131とやや控えめだが、前述のジオコントロールによるC上昇+フェアリーオーラ(フェアリー技のダメージが1.33倍になる・相手にも恩恵あり)から、えげつない火力を生み出す。フェアリー技は全体的に通りが良く(特に禁伝)、半減勢に対しても相当なダメージを与えるので、一度積ませてしまったら止めるのは容易ではない。
なお、ある程度耐久に振らないと、フェアリーZミミッキュに落とされるので注意。
パワフルハーブ以外にも、全能力を1段階上げるZジオコントロールが使えるフェアリーZや、意表を突いたスカーフなども一考の余地あり。
なお、サブウェポンは気合玉・10万ボルト・めざパ・サイキネ位しか有用性があるものが無い。物理技はインファイト・メガホーン・ウッドホーン・岩雪崩などと範囲が広いが、じゃれつくが無いのが難点。
126-131-95-131-98-99 計680
ダークオーラ(悪技のダメージが1.33倍になる・相手にも恩恵あり)+不意打ちの縛り性能が高く、これだけで採用理由に直結する。
物理技には、不意打ち・イカサマ・叩き落とす・アクロバット・ゴットバードと、優秀な一致技が揃っている。悪Zイカサマやパワフルハーブゴットバード+アクロバットの火力は凄い。なお、サブウェポンとして蜻蛉返りや鋼の翼が使える。
特殊技には悪の波動・75%回復の専用技「デスウィング」や、鋼妖対策の熱風がある。こちらもサブウェポンにはあまり恵まれていないが、悪飛の通りが良いのでそこまで気にする必要はないだろう。
妖弱点なので比較的簡単に処理されやすいのが難点だが、裏でしっかり補完を組んでおけば問題ないだろう。
個人的には、不意打ちの縛り性能が一層エグくなる鉢巻がオススメ。
<ランクS>
106-110-90-154-90-130 計680
テテフ(サイコフィールド)とZ技の登場で一気に強くなったポケモン。
一致技のサイコブレイクはサイコショックの上位互換(威力100)、Z技で打ち分けも可能。Zサイコブレイクはサイコフィールドと合わせると、H252ゼルネアスを余裕で(115%~)確一にする火力になる。
何よりサブウェポンが豊富で、大文字・火炎・10万・冷b・波動弾・シャドボ・蹴手繰り・地震と何でもござれ。瞑想・自己再生・両壁・挑発と変化技も多く揃っており、何をしてくるのか分からないのが強みの一つである。
耐久は禁伝の中では低め。S>=201の上からの攻撃に気をつけるべき。
メガシンカ前後(X)で物理特殊が変わるのが強く、相手に両方の対策を強いることができる。
一緒に組むポケモンとしてはやはりカプ・テテフがお勧めだろう。ミュウツーの火力補強+ミュウツーが苦手とする先制技を封印できるのは強い。
137-137-107-113-89-97 計680
アローラ新出の鋼超タイプの禁伝ポケモン。対フェアリー性能に非常長けている。
物理技の範囲が広く、鋼威力100で特性貫通の「メテオドライブ」(ミミッキュ殺し)と一致技の思念の頭突きをはじめ、フレドラ・地震・ワイボ・エッジ・噛み砕くといろいろ。ニトチャやZはねるといった積み技があるのも良い。
特性のメタルプロテクトは自分の能力を下げられない(型破り系統の効果を受けない)クリアボディの上位互換で、威嚇や岩封の効果を受け付けないのが強い。鬼火は注意する必要がある。
H137-B107-D89のなかなかの耐久を誇るが、特に特殊方向では弱点を突かれたりすると簡単に落ちかねない。
余談だが、地味にトリルを覚える。
137-113-89-137-107-97 計680
戒めフーパと同様の貴重な超霊複合。メジャータイプの霊悪が4倍と酷い有様だが、2倍弱点はなく、逆に弱点の数そのものは少ない。
何といっても、特性のファントムガード(HP満タンで被ダメ半減、型破り系統の効果を受けない)が強い。
特殊技は霊威力100特性貫通のシャドーレイをはじめ、サイキネ10万冷bエアスラなど、有用性の高いものが揃っている。変化技は鬼火・瞑想・コスモパワー・羽休みを覚えるので、詰ませ勝ちも可能。そしてなんと催眠術が使える。(素催眠ではなく重力催眠を使いましょう)Z催眠術は自分のSを1段階上げるものであり、上手く使えば全抜きも可能であり、頭には入れておいた方がよい。
他にも多くの型が考えられ、考察のしがいがあるポケモン。
<ランクAAA>
106-190-100-154-100-130 計780
Cは変わらず、Aが80も上昇、BDも10ずつ上昇。ミュウツーとは変わり、超火力物理ATとなった。
一致技は蹴手繰り・ドレパン・思念の頭突き・サイコカッターと、やや威力が控えめなのが難点。しかしサブウェポンの範囲は特殊技同様広く、地震・ストーンエッジ・三色パンチなどが使える。積み技のグロパン・ビルドアップも考慮。Cが154あるので、役割破壊に特殊技を仕込むのも良いかもしれない。
メガシンカ前後で物理特殊が変わるのが強く、相手に両方の対策を強いることができる。
ちなみに、XDダークかVC産限定だが自爆を覚える。もしかしたら使えるかもしれない。
・ルギア
106-90-130-90-154-110 計680
禁伝屈指の耐久ポケモン。マルチスケイルにより初手の圧倒的な受け性能を誇る。実は種族値がミュウツーのものの入れ替え。
HB、HD共に高く、特にHDは、カイオーガの潮吹きをマルスケ発動で自身のHPの半分以下に抑えるレベル。瞑想や羽休めと合わせれば殆どの特殊アタッカーを止めることができる。
補助技として前述の瞑想や羽休め、毒毒・電磁波・両壁・吹き飛ばしなどを覚える。攻撃技は特殊が中心で割と範囲は広く、専用技のエアロブラストをはじめとしてサイキネ・10万・冷b・大地・竜波など。Cが低いのが惜しいところだが、瞑想で火力を高めることができる。
超飛は弱点が多く、竜王戦でも弱点を突いてくるポケモンが多いので、少し動かしにくいか。ステロが流行りそうなのも向かい風だ。
・ホウオウ
106-130-90-110-154-94 計680
特殊耐久に長けたポケモン。大会で飛び交うフェアリーを半減できる炎タイプ持ちだが、ステロ4倍勢なのは痛い。
特性の再生力を持つ。ステロダメを抑えられたり、攻撃の反動分を回復できたりと、利点は多い。持ち前の耐久力も相まってサイクル戦に強いのがよい。羽休みや鬼火も使える。
物理技は、火傷率5割を誇る聖なる炎を中心に、ゴッドバード・ブレイブバード・地震などがある。範囲は狭いが通りが良いのでそこまで気になることは無いと思う。命の珠・鉢巻・弱保を持たせてアタッカー型にしても強い。
過去作限定だが、お祝いを持った個体が存在するので、Zお祝いには注意。
100-150-140-100-90-90 計670
ゲンシカイキをしないグラードンは非常に少ないが、持ち物が自由になったことでやれるようになったことは多い。
鉢巻や命の珠やZクリスタルを持たせてアタッカー運用させる型が多い。一応ゲンシグラードンよりこちらの方が火力は高く、採用理由となる。黒い鉄球を持たせてトリルアタッカーに組み込むのも面白い。
ステロ撒きなどのサポートに特化するのも意表が突けていいかもしれない。晴れパの始動要員なんかにも使える。
ただ、全体的なスペックでいえばやはりゲンシグラードンに軍配が上がる(攻撃面・耐久面どちらも)ので、パーティに組み込む際は明確な採用理由が欲しいところ。
105-150-90-150-90-95 計680
どうしても他のメガ枠が使いたいか、Z技を使うかの二択。Z技を打つ場合は、役割破壊Zを打つか、Zお祝いを打つかになりそうだ。
Zお祝いは全能力を一段階上げる効果を持つが、技枠を1つ消費する・1ターンかかる、初速がS95なので上を取りやすいなど、デメリットも多い。BDが上がるといっても、メガシンカ後のデルタストリームによって弱点2つのダメージが半減になるので活きにくく、素直にメガレックウザを使ったほうが強いだろう。
ただ、起点化されて上手く積まれると止めるのはなかなか難しく、技範囲も特殊技を中心としてかなり広いので注意。
100-120-120-150-100-90 計680
鋼竜という、優秀な耐性持ちのタイプを持つ。フェアリーが得意な竜は強い。
特殊ATがメジャーで、覚える技も時の咆哮や流星群をはじめ、竜波・ラスカ・10万・火炎・大地・波動弾と使い勝手の良いものが多い。時の咆哮は破壊光線の竜版で、Z技で使うと相当な火力を出すことができる。(イベルタルを確一にできるレベル) 時の咆哮を使わない場合、Zクリスタル以外に白金玉や命の珠や眼鏡、パワフルハーブなどが候補に挙がる。
4世代GSで大流行したトリルや、電磁波といったS操作技を覚える。また、ステロや吠えるも使え、サポート型にして使うのも面白そうである。
・ホワイトキュレム
125-120-90-170-100-95 計700
タイプは氷竜、吸収合体によって持ち物自由の700族となった。
特殊技であるコールドフレア(氷溜め140 3割火傷)とクロスフレイム(炎 100)の補完が非常に良く、自身のタイプが苦手とする鋼に強く出られる。コールドフレアはパワフルハーブかZで使うべきか。もちろん冷bも覚えるのでコールドフレアを使わない選択肢もある。
サブウェポンには気合玉・サイキネ・大地などがある。
特性「ターボブレイズ」によって相手の特性を無視して攻撃できるのは強みだが、ミミッキュより1低い微妙なSが足を引っ張っている。この特性を如何に活かすかで強さが変わってきそうだ。なお、ルナアーラの特性「ファントムガード」は貫通できないので注意。
弱点がメジャーなタイプであるだけあって弱点を突かれやすいので注意。
・ブラックキュレム
125-170-100-120-90-95 計700
タイプは氷竜、貴重な高火力物理氷電技を持つ。
A170から繰り出される一致フリーズボルト(威力140で3割麻痺 溜め技)の威力はなかなかのもの。パワフルハーブを用いたりZ技にして使うと強い。
もちろん一致技の逆鱗、水に刺さるクロスサンダー、その他岩雪崩・アイへなどを覚えるが、技範囲は狭めである。
特性「テラボルテージ」はホワイトキュレムの特性と同じ効果なので上記を参照。
やはり弱点が突かれやすいので、出す相手に注意。
<ランクAA>
・パルキア
90-120-100-150-120-100 計680
キングドラと同タイプの水竜。水技を1/4のダメージで受けられ、特に拘ったカイオーガに強いのは評価点だ。弱点が竜妖のみだが、どちらも大会では最メジャーなタイプ。
ディアルガと同様に多彩な特殊技を覚える。急所に当たりやすく、一致100の亜空切断はとても使いやすく、その他ドロポン・文字・10万・冷b・大地・波動弾と範囲が広い。持ち物はZクリスタルや白玉や命の珠などが候補。
攻撃面に関してはかなり優秀だが、耐性のせいで使いにくさはある。変化技も電磁波以外にあまり有用なものが無く、トリッキーな動きも難しいか。
・ギラティナ(アナザーフォルム)
150-100-120-100-120-90 計680
固有タイプである霊竜を持つ。耐性・弱点がそれぞれ5個・6個と多く、どれもメジャーなタイプである。
まず目に入るのは圧倒的なHの高さで、特化すると実数値は257にもなる。BDも120と高く、数値だけ見れば準伝屈指の耐久型ポケモンであるが、前述の通りメジャーなタイプの弱点が多く、今大会の環境ではやや厳しい状況にいる。
補助技には毒毒・鬼火・瞑想・マジコ・痛み分け・眠るなどがあるが、自己再生羽休みなどの高速再生技が無い。痛み分けは自身のHPが高いので使いにくいのが痛手。食べ残しやHP回復実が無難か。
なお、Z恨みでHPを全快できる。プレッシャーと合わせてppを削る戦法で攻めるのもありかもしれない。
攻撃技は物理特殊共に採用できる技が多く、好きなものを選べばよい。
スペックそのものは高く、相手を選ぶことができれば無類の詰ませ性能を発揮するため、プレイングスキル次第で強くなりそうなポケモンだ。
・ギラティナ(オリジンフォルム)
150-120-100-120-100-90 計680
アナザーフォルムのBDとACがチェンジした。特性が浮遊になり、地面技を透かせるのは大きい。持ち物は白金玉固定で、霊竜の技のダメージが1.2倍になる。叩き落とされず、トリックも無効。
アナザーフォルムの説明で書いたように、物理特殊共に技候補が多い。物理は守る貫通の霊120シャドーダイブをはじめ、逆鱗・地震・エッジ・アイへなど。先制技の影打ちを覚える。特殊技はメインウェポンの流星群・竜波・シャドボ・祟り目、サブウェポンの10万・エナボ・大地・波動弾・凍風など。
メインウェポンは道具の効果も相まってそこそこの火力が出るが、サブウェポンは道具が固定なせいで火力補強が出来ないのが不便。
BDは下がったとはいえ、特化イベルタルの不意打ちを無振りで確定耐えする高水準の耐久を持ち、耐久寄りのATといえる。
・ジガルデ
10%フォルム:54-100-71-61-85-115 計486
50%フォルム:108-100-121-81-95-95 計600
パーフェクトフォルム:216-100-121-91-95-85 計708
特性「オーラブレイク」はゼルネアスイベルタルピンポで、彼らが居なかった場合にS大小の判別ぐらいしか活用法が無いので考察は一旦置いておく。
特性「スワームチェンジ」により、HPが半分以下になるとパーフェクトフォルムになり、HPが回復する。ただ、弱点を突かれてフォルムチェンジする前にやられることも多く、闇雲に攻撃しているだけではなかなか活かしづらい。身代わり痛み分けや回復実といったHP操作と合わせて使うと上手く使えそうだ。
また、フォルムチェンジによってSが下がることにも注意。事前に10%や50%で竜舞を積んでおくなどしてSを上げておくと役に立つ。
物理技はサウザンウェーブ(地90 交代不可の追加効果)やサウザンアロー(地90 飛行タイプ・浮遊にも等倍で当たり、当てたポケモンを地に落とす)や神速など、特徴的な技を多く覚えるのがよい。
特殊技にコアパニッシャー(竜100 相手の特性を消す)があり、こちらも他に例を見ないタイプの技。他に大地ヘドウェなども覚える。
補助技は前述の竜舞やとぐろをまく、命中100の蛇睨みと優秀な技を覚える。
7世代でいろいろと強化されたポケモンで、まだまだ考察で強くなると思う。
・ネクロズマ(通常)
97-107-101-127-89-79 計600
図鑑ナンバー800ピッタリ、単超のポケモン。
特性はプリズムアーマーで、効果抜群の技のダメージを3/4倍にする上に型破り系統の効果を受け付けない。そこそこの耐久値と合わせて、ある程度は受けられるまでにはなる。
種族値だけ見るとミュウツーとの差別化が難しそうに感じるが、技面ではプリズムレーザー(威力160の超版破壊光線)やアシストパワーといった、ミュウツーが覚えない攻撃技を覚える。(ただ技範囲は狭め) 積み技もロックカット・瞑想・鉄壁とレパートリーは多い。何気にステロも覚える。
正確な情報が出ていないので何とも言えないが、日食/月食ネクロズマを使った方が強そうな感じはする。
<ランクA>
・レシラム
100-120-100-150-120-90 計680
竜炎のタイプ。氷フェアリーが等倍になる炎の補完がよい。
特性は「ターボブレイズ」で、相手の特性に関係なく技が通る。
特殊技の青い炎(炎130 2割火傷 命中85%)、クロスフレイム(炎100)はどちらも連発できるタイプ一致技で非常に強力。サブウェポンとしてソラビ・気合玉・大地などがあるが、技範囲は狭め。
補助技で鬼火・羽休めが使えるので、HBに振って耐久型としても使えるが、物理でメジャーな竜地岩が弱点なこともあって少し厳しいか。
有用な火力上昇の積み技は残念ながら覚えない。(強いて言えば日本晴れで炎のダメージが上がるくらいか)
耐久があまり高くないので、出来れば上から殴りたいところ。特性の効果もあって制圧力は高めなので、ニトチャでSを上げたりスカーフを持たせたりすると良いかもしれない。
・ゼクロム
100-150-120-120-100-90 計680
数少ない竜電のタイプ。
特性は「テラボルテージ」で、相手の特性に関係なく技が通る。
物理技の雷撃(電130 2割麻痺 命中85%)やクロスサンダー(電100)が連発可能で非常に強い。タイプ一致技の他には噛み砕くなどを覚えるが、技範囲はかなり狭いが、電気タイプの通りは結構いいので気にならないかもしれない。
積み技は爪研ぎを習得し、命中不安の雷撃と相性が良いが、積める隙があるかどうかは疑問。
Sが90とイマイチ。また耐性が悪く、氷竜妖地というメジャーどころに突かれているのが痛い。レシラム同様、弱点を突かれる前に倒すつもりでいた方が良い。
・キュレム
125-130-90-130-90-95 計600
キュレム系統はみんな竜氷タイプ。
ホワイト/ブラックキュレムとの差別化が非常に厳しい。
まずタイプは3体とも同じで、種族値もどれをとっても勝るものが無い。吸収合体後も持ち物制限は無く、あと残るのは技方面のみ。
キュレム独自の技は、凍える世界(威力65の凍える風)と怖い顔のみで、ホワイトキュレムではこれがコールドフレア/クロスフレイムに、ブラックキュレムではフリーズボルト/クロスサンダーになる。
とにかく相手のSを下げたい人以外は、吸収合体後の方を使った方が良いと思う。
<ほしぐも>
43-29-31-29-31-29-37 計200
種族値が全て素数のポケモン。(UBの種族値も全て素数である。)
攻撃力を一気に三段階上げるZはねるが使え、低めなAを補うことができるのが強み。A特化↑3悪足掻きでLv20H4メガレックウザが乱1と、トップメタにも致命傷を与えられる。
耐久面にはやや難があるが、そこはHPを全快させるZテレポートで補うことができる。特性が、相手のランク補正を無効化する天然なのもよい。
Z技に頼らざるを得ないのが難点だ。進化さえすれば環境上位レベルの強いポケモンである。
43-29-131-29-131-37 計400
HBDSがどれもサマヨール以上という恐ろしい耐久型ポケモン。サマヨール同様、進化の奇石を持たせられるので、実質的な耐久力は数値以上だ。
コスモウムになって強力な積み技「コスモパワー」を習得し、BD共にさらに強化することが可能。HP全快のZテレポートと合わせてかなり長いターン場に居座ることが可能だ。
残念ながら自身が毒毒を習得しないが、裏のポケモンによって毒を入れたり毒菱を撒いたりした後に居座れば勝手に相手が倒れていく。自分から攻撃せずして相手を倒す、耐久型ポケモンのお手本となるポケモンである。
特性が頑丈で、一撃必殺技を受け付けないのもよい。