SD1-3位独占 <光と化したBoS構築> ポケモンUSUMバトルオブシンオウ
ルール発表日
「次のインターネット大会はシンオウ図鑑限定・・・? ルールはシングル!? これは出るしかないな。とりあえずパーティにクレセドランとレジギガスを」
SDでのバトルオブシンオウルール解禁
「とりあえずガブリアス主軸でパーティを組んでみよう・・・ おっ、勝てる、楽しい!」
エントリー期間
「おっと、もうそろそろバトルオブシンオウの本番か。メインサブ両方エントリーしておかないと。SDだけだと不安だから、バトルオブシンオウルールの仲間大会で環境調査+パーティの調整をしておこう。
・・・おっ、実機でも結構勝てる。ただオニゴーリカイリキ―重いなあ。少なくともオニゴーリはもっと対策しておかなければ」
大会開催日
「まずサブロムから潜って、そっちの調子が悪ければ本ロムでパーティを流用しよう。さてサブロム・・・あれ、勝率が芳しくない。このままだと1800乗れそうにないぞ・・・
仕方がない、サブロムの参加を取り消して本ロムでパーティを使うとしよう。気持ちを切り替えて頑張っていくぞ!!
んんっ!?
ああ、前回のインターネット大会の終了手続きをしていなかっだけか。チェックインし直せば大丈夫だよな・・・
チョットマッテPGLカクニンシテクル
†つみ†
構築紹介
パーティ構成プロセス
受け回しの構築は使い慣れていないので、出来るだけ対面構築に寄せていくことにした。
1:ガブリアス大好きだから無条件採用
2:参加可能ポケモンリストを眺めたところ、S種族値の最大値が130であることが分かった。非スカーフの相手に対面で確実に上を取ることができ、上からのボルチェンで対面操作ができるスカーフミトムが強いと考えて採用。
3:Zメガ無し環境での奇石枠は間違いなく厄介な存在だと考え、一番使い慣れているポリゴン2を採用。出来るだけ多くの相手に役割を持ちたかったので、HCダウンロードで運用することにした。
4:襷枠として強そうなポケモンを考えたところ、技範囲が広く、KP上位の多くのポケモンに対面で勝つことができるゲンガーを発見。ノーマル格闘及び毒毒に抵抗があり、同タイプ技への無償交代ができたりマッハパンチや神速を透かしたりできるのも強く、採用した。
5:ガブリアス以外の物理ATとして、ガブリアスが苦手とする氷に強く出られ、対面性能も抜群に高いハッサムを採用。不意の炎技が非常に多かったので、オッカの実を持たせた。
6:ここまでの5匹では受けサイクルが非常に重かったので、対策として鉢巻マンムーを採用した。鉢巻地震や地割れで受けを無理矢理崩せるのが強かった。受けサイクルによくいるトゲキッスやグライオンにも強い。
個体紹介
ガブリアス@ヤチェの実
特性:鮫肌 性格:陽気
実数値:183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)
技:逆鱗/地震/剣の舞/身代わり
4-6世代環境の主人公にして頂点。ATとしてのこの数値にはやはり目を見張るものがある。
このルールでは、通りが良くてかつ電気抵抗によりロトムらに強い地面タイプは非常に強く、現レート環境以上に活躍の幅が広い。
威嚇・欠伸・置き土産といった起点化手段や、毒毒や鬼火を回避して逆に起点にしたり、択を減らせる身代わりが強く、上手く使えば剣舞からの逆鱗・地震で抜いていくことができる。
氷打点を持っているポケモンがやたらと多いのでヤチェの実。
対面サイクル積み展開受けル、様々な構築に繰り出せる強さはまさに一級品であると実感した。
ウォッシュロトム@拘りスカーフ
特性:浮遊 性格:控えめ
実数値:125-×-127-172(252)-128(4)-138(252)
出ていけば何かしら仕事をしていく、今ルール最強格ポケモン。
実質実数値207からのボルトチェンジによる対面操作はもちろん強いし、トリックによる詰ませ・最後のお掃除・強力な積みATであるマリルリハッサムのストッパーと、強力な機能をいくつも持っていることが強さに磨きをかけている。
10万ボルトはミトム・マリルリ・ミロカロスを意識して、ボルチェンだと火力が足りないので採用。めざパ氷は打つ相手が少ない上、ガブリアス相手にはドロポン2発で倒せるので必要性が薄く却下。
ドロポンを良く当てる神の子だった。
あと、受けサイクルに投げつけるハピナスが登場したのは多分こいつのせい。
ポリゴン2@進化の奇石
特性:ダウンロード 性格:控えめ
実数値:191(244)-×-124(112)-156(136)-116(4)-82(12)
技:トライアタック/冷凍ビーム/放電/目覚めるパワー炎
今までのシングルの構築にはほぼ毎回入っているほど愛用しているHCポリゴン2。
ダウンロードでCが上がった時の火力は耐久お化けとは思えない程。
トラアタ・冷b・放電の3つで見れる相手は非常に広く、持ち前の耐久と合わせて積極的に頭数有利を狙いに行けた。
かつてはめざパ炎を切り返しの手段であるトリルにして使っていたが、 ステロを撒かれた後のハッサムが非常に重かったためにやむを得なく変更した。
しかし、仮想敵がユキノオーハッサムしかいない上、確実に処理できるわけでもないので、周りの面子でもう少しハッサムに強くするべきだっただろう。
トラアタで痺れさせるが放電で痺れさせない謎のポケモン。ずっと使っていてもまだまだ分からないことがあるんだなあ
ゲンガー@気合の襷
特性:呪われボディ 性格:臆病
実数値:135-×-81(4)-182(252)-95-178(252)
今ルールの襷枠としてフーディンと共に最強枠。
このポケモンの強さは主に以下の4つ。
1:とにかく範囲が広い。特にガブリアスの処理を安定したものにでき、かつ自分よりSが高い相手に対しても有効な凍える風、水勢やマンムーへの貴重な打点であるエナジーボールが強い。ヌオーやトリトドンはゲンガーで見られる。
2:S種族値が110もあり、先制技を持たない多くの相手に2発打ち込むことが可能。素ゲンガーの火力はそこまでないが、2発分となると話は別。
3:特性の呪われボディと襷の相性が良い。2回目までに呪われボディが発動する確率は51%、拘っている相手にはこれだけで脅威に。正直浮遊よりも強い気がする。
4:ノーマル格闘及び毒毒耐性が優秀。ポリゴン2にトリックしてトラアタに固定した後に無償交代したり、トリトドンに受け出しして毒毒を透かした後、怪しまれずにエナボで突破したりと、動きの幅が広まる。
呪われボディは強い、マジで。
ハッサム@オッカの実
特性:テクニシャン 性格:意地っ張り
実数値:159(108)-200(252)-120-×-100-104(148)
H:16n-1
A:ぶっぱ
S:準速マリルリ抜き抜き
技:虫食い/バレットパンチ/馬鹿力/剣の舞
下馬評通り対面性能はエグい。剣舞さえ決めてしまえば全抜きすらありえる。また、パーティの中で唯一の虫・鋼・格闘打点持ちとして重宝した。
多くのハッサムが叩き落とすを採用しているようだが、ポリゴン2やカビゴンに対する打点が欲しかったので馬鹿力を採用。カビゴンの木の身は虫食いで処理。
強いだけにメタも多く貼られていて、フェアリー勢やロズレイドはおろか技枠の足りないポリ2にさえめざ炎を仕込む嫌らしいトレーナーも多かったので仕方なくオッカの実を持たせた。
マンムー@拘り鉢巻
特性:厚い脂肪 性格:意地っ張り
実数値:191(44)-200(252)-101(4)-×-104(188)-103(20)
H:16n-1
A:ぶっぱ
D:B<D調整
S:準速マリルリ抜き
技:地震/氷柱針/氷の礫/地割れ
マンムーの持ち物は鉢巻こそ至極。襷スカーフチョッキゴツメなんて知らない
地面・氷の補完の良さ、地面の通りの良さなどを考慮して鉢巻を選択。受け出ししてきた物理耐久ポケモンの受けを許さない素晴らしい火力(地震の火力指数は45000)が売りであり、ガブリアスをはじめとする氷4倍勢を確実に礫で仕留め、低耐久の氷2倍勢ですらHP満タンで縛り圏内に落としこめるのも強い。
そしてなんといっても地割れこそが真骨頂であり、30%を大きく超えた確率で今まで幾度となく相手を無残に葬ってきたこのポケモンは、もはやマンモスの皮を被った悪魔である。
対受けサイクルでは積極的に地割れを打てる対面を作っていくことが重要だったが、大体こちらに有利な試合運びにできたのでやっぱり強い。
主な勝ち筋まとめ
・ゲンガー/ポリゴン2で頭数有利を取る
・マンムーでサイクルを崩す
・相手を疲弊させてミトムで全抜き
上の4つのいずれかを目指すことが多い。相手の構築に応じてどの勝ち筋を目指すかを考えて選出したため、選出は毎回バラバラだった。
重い相手ポケモン
・ウォッシュロトム対面がきつい。ウォッシュロトム用に対策ポケモンを割いているパーティを除くと、かなりの数のパーティで対策が不十分のように感じたが、勝率を上げるためにはどうしてもこのポケモンの処理ルートが必要である。草枠を入れたい。
・マニューラもきつい。以前私はハッサムの枠をゴウカザルで使っていていて、ミトムのボルチェン→ゴウカザル出しの流れでほぼ安定して処理をすることが出来ていたが、今では確実な処理ルートが存在しない。(ハッサムは襷カウンターで処理されることがある)
<その他>
・オニゴーリ・・・先に展開できていないと怪しい、不利対面したら負け
・カイリキ―・・・相手の冷Pを受け、ガブリアスの地震×2で落とすしかない。
・カビゴン・・・ハッサムで後だしから勝てる場合が殆どだが、逆にハッサムの選出を強要される。
反省
ポケモン対戦をする上で大切なものとは、構築を作る力・適切な選出力・ミスの少ないプレイング・そして対戦外でも気を抜かない精神である。これが身について無いと高レート高順位はおろか挑戦権すら失ってしまうことを痛感した。
また、SDで好成績を取ったがために慢心してしまい、追加考察を止めてしまった結果、SDで見られなかった型・並び・動きが実機で次々と現れ、それらに対応することが出来なかったのだ。仮に本ロムで参加できたところで、余り良い成績は残せなかっただろう。そう、
SDと実機は別物である
SDが枝豆なら実機はおとうふ。いくら根源は一緒といえ、あくまでパーティの試験運用程度に用いる位のほうがいいですよ、マジで。
精進します
終わりに
SD及び実機で対戦してくださった方、ありがとうございました!
SDは以下の上位3つのアカウントを使用しました。